12月16日、民生委員児童委員の皆様を対象に、平成27度人権学習会を開催しました。
今年度の人権学習会では、「ホットフィールド 子ども・若者支援ヒューマンネット かんちゃんの小さな家」代表の佐子完十郎様に、地域のなかでの子ども支援について講演いただきました。
佐子様は特別支援学校・高等学校の教職を長年務めてこられました。現在は「かんちゃんの小さな家」を拠点に、困難に直面している子どもや若者が自分の力で将来を切りひらいていけるよう、居場所づくりや気軽な相談所をつくろうと取り組まれています。地域住民を講師に迎えた料理教室なども企画され、地域とのつながりをもちながら活動することを大切にされています。
佐子様は、「子どものためを思った行動が、知らず知らずのうちに一方通行の支援になっていないか」という気づきを出発点とし、「常に自分の内にある常識や価値観を振り返り、子どもの側に立った支援を」とお話されました。
今回の学習会をきっかけに、子どもの人権を尊重した実践が地域に広がっていくことが期待されます。
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(左)佐子様による講演
(中)会場から質問も出されました
(右)市内の人権問題の現状について報告(市人権市民生活課より)